さまざまな理由により、「保育園や幼稚園を転園しなければならない」という状況になることも。
わが家では、長男が2歳児クラスまでしかない小規模保育園に入園していたため、3歳児クラスに進級する春から転園することになっていました。
というわけで、今回は、3歳児の長男が転園して保育園になじんでいくまでの様子や期間、長男の転園事情や性格なども紹介します。
年齢やお子さんの性格、兄弟姉妹の有無など、違いはあるかもしれませんが、わが子へ起こるかもしれない影響を知るために、是非参考にしていただけると嬉しいです。
わが家の転園事情
- 2歳児までの小規模保育園のため
- 双子の弟二人と一緒に入園
- 住環境の変化なし
長男の転園が必要になった理由は、最初に入った素晴らしい園が2歳児クラスまでの小規模保育だったからです。
春に3歳児クラスの学年になる長男は、3月末で退園しなければならず、これは園に入れる前から分かっていたことでした。
転園先には、1歳の双子の弟たちも一緒に入園することになっており、引っ越しや別居などを伴わないため、家族構成も住環境も変化はありません。
パパママのお仕事の都合など、転居を余儀なくされる場合は、子供たちだけでなくパパママも相当大変かと思います。
長男の性格
- 明るく元気
- 誰にでも話しかける
- 甘えん坊
長男の性格はどんなふうかというと、どちらかというと明るく元気で走り回るのが大好き。
乗り物も大好きだけど、人にとても興味があるようで、大人から小さい子供、小学生・高校生や大学生など誰でも彼でも臆せずに話しかけていくようなタイプです。
ただ、話しかけるわりにはちょっとだけ慎重なのか、少し遠くから話しかけたりしています(笑)
転園時はまだ3歳4か月で、まだまだ甘えん坊のママっ子で、私のことが大好きでべったりとしています。
転園は大丈夫?問題ないと判断していた理由4つ
- 長男の性格
- 保育園生活を経験している
- 保育園への未練がなさそう
- 転園先に興味を持っていた
実際には大丈夫ではなかったのですが、転園前、私は「この子は大丈夫」という自信がありました。
その理由が4つあるので、それぞれ解説していきます。
❶長男の性格
子供の性格は、すぐに打ち解ける子、引っ込み思案な子など本当にさまざまですね。
長男は、恥ずかしがり屋ですが、人が大好き。公園で遊んでいる知らない子にも自分から話しかけたり、輪に入っていって一緒に遊んだりしているようなタイプです。
なので私は、新しい園でもお友達がすぐにできて、楽しく登園できる未来を描いていました。
❷保育園生活を経験している
既に保育園に2年間通った経験がある長男は、保育園というものを理解しています。
ただ、結果から言うと、こちらは以前の園との比較がなされる分、良くも悪くも影響してくる可能性がありますね。
❸保育園への未練がなさそう
長男には、今年に入ってから、【現在の園から転園すること=先生・お友達と離れ離れになってしまうこと】を少しずつ伝えていました。
ところが彼は、何度言って聞かせても、寂しがる様子どころか全く未練がなさそうでした。
いつもこのような感じで、これなら大丈夫だと私は思い込んでいましたが、今思えば、長男はまだわかっていなかっただけだったように思います。
子供の言葉は鵜呑みにしてはならない時もあるので要注意です。
❹転園先に興味を持っていた
そして、以前の園を退園する前に、同時に行っていたことがあります。
転園先にあたる新しい園の近くをお散歩がてらに何度か訪れて、「春からここに通うよ」と長男に教えていました。
長男は、新しい園に興味を持っていて、「いつからここに行くの?今日は行かないの?」と言っていたので、私は新しい園に行くのが楽しみなんだな~なんて思っていました。
興味を持っていたのは間違いないのですが、実際に通うことと興味があるのは別!というのを私は後で思い知ることになります。
転園初日から慣れるまでの長男の様子
1日目(金)
初日は、長男、双子の弟たち、私とじいじという組み合わせでワイワイと登園。
長男は担任の先生に呼ばれ、途中私の方を一度振り返りましたが、正門からささーっと入って行きました。
2日目(月)
週明けで心配しましたが、この日も長男は先生と園へ入って行きました。
3日目(火)
長男が発熱でお休み。コロナ禍で平熱の双子もお休みになってしまいました。
お休みになり嬉しくて遊びまわる長男でしたが、夕方には熱も落ち着き翌朝は登園可能になりました。
4日目(水)
この日から長男の様子が一変しました。
保育園に行くのを明らかに嫌がるようになり、園の門をくぐったところで大泣きしてしまいました。
ママーママー嫌だー(ギャン泣き)長男私は最初「え?」と何が起きたのかわかりませんでしたが、数日経ってみて、園が変わってしまったことを肌で実感し始めたのだと思います。
夜にも「〇〇園、行きたくない」と言っていて、まさかの長男登園拒否に私も頭を悩ませることになります。
5日目(木)
この日は玄関からイヤイヤで、双子用ベビーカーの片側に長男を乗せ、双子の一人を抱っこ紐で、何とか3人を登園させました。
長男は玄関から園までずっと半狂乱で、大きなで泣きながら登園…
園の前につくと、より一層大きな声を上げて、ベビーカーにしがみついて離れようとせず、本当に弱りました。
6日目(金)
長男もベビーカーに乗せられることがわかっているので、家の中を逃げ回っていましたが、強制的にベビーカーへ。
ベルトを外して脱走しようとしていましたが、ボタンが固いので外すことが出来ず、そのまま園まで送り届けることができました。
が、昨日と同じく、おうちの玄関先から園到着までずーっと泣き叫んでいました。
7日目(月)
この日も抵抗をしていましたが、先週とは違いベビーカーではなくバギーボードに乗って登園することができました。
玄関前では私から離れようとせず、コアラのように私に抱っこでしがみついていましたが、泣きながらもなんとか登園。
泣き声はすぐに聞こえなくなり、教室に入ると泣き止んだ様子がわかりました。
ベビーカーではなく、自分からボードに乗って登園できたのは、大きな前進で、もしかしたらほんのちょっと慣れてきた?と思いました。
8日目(火)
早めに出発準備を整えて、登園前にお散歩にいくことにしました。
長男行先はぼくたちの大好きな消防署だよ!消防署へ行こうよと言って長男を誘い、「今日はボードに乗る?ベビーカーに乗る?」と聞くと、「ボードに乗る!」と言って、自分から靴を履きました。
消防署へ行く途中と、消防署から園へ向かう途中に「今日は保育園行くの?」と聞かれましたが、この質問にも「消防車を見た後に行くよ」「今向かってるよ」と本当のことを答えています。
子供には嘘をつかず、言い方には気をつけて本当のことを伝える方が良いと思うわかめ妻そしてこの日はどうなったかというと、保育園前に到着しても長男は泣かずに、けなげに先生と教室へ向かっていきました。
少し私の顔を見ていたので、正直まだ泣きつきたい気持ちもあったと思いますが、彼は何歩も前進していました。
9日目(水)
お散歩は効果的かもしれないと、この日も早めに身支度を整えて、お出かけ。
この日も前日同様、長男はボードに乗ると言って、自分からボードを選択し、準備も手伝ってくれました。
園に到着した時には、自分からボードを降りて、先生の方へ向かっていきました。
かめ妻感動して泣けてくる今度は長男ではなく、私の方が泣けてくるくらい、彼の心の成長と順応力、頑張っている姿に感動しました。
10日目(木)
この日は天候が悪い予報が出ていたので、保育園の送迎車を初めて頼んでみました。
普段、車にめったに乗せてもらえない長男は、車につられて私と手をつなぎ送迎車のところまで行ってくれましたが、車に乗ると少し不安になり、ちょっとだけ目に涙を浮かべて泣き顔になっていました。
ママー、ママはここ(運転席)に座ってよー(泣)長男それでも、ギャン泣きなどすることはなく、車に乗って出発していきました。
やはり、まだ波はありますが、それも大きな波から小さな波になっている、順応しようとしている、しつつあるという感触があります。
先生から、園での様子を聞いてみても、最初はしばらく泣いていたのが、泣いている時間がどんどん短くなっており、泣いてもすぐに泣き止んで遊び始めると聞いています。
心配ではありますが、親としてできるケアをして、早く子供に慣れさせてあげるよう努力するのみです。
まとめ
- 転園直後はどんな子供でも不安
- 遅かれ早かれ子供は少しずつ慣れていく
いかがだったでしょうか。
今回は、親が「大丈夫」だと思っていた3歳長男が、実際に転園してみたら全然大丈夫ではなかったという例を紹介しました。
転園直後は環境が大きく変わるので、どんな性格のお子様でも多かれ少なかれ不安な気持ちは抱くはず。
期間はどのくらいかかるのかはわかりませんが、それでも子供は高い順応性で新しい環境に少しずつ適応していきます。
お子さんの様子を見ながら、声をかけたり、耳を傾けたりと、しっかりと心のケアをしてあげてくださいね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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