先日、3歳1か月の長男と1歳2か月の双子が「手足口病」になりました。
長男をきっかけにほぼ同時期に三人が発症し、私も初めての経験だったのですが、、、とにかく子供たちの機嫌が悪くてびっくりしました。
というわけで、今回は、手足口病にかかった三兄弟の発疹やぐずりなどの「症状」と、それらの「経過」を詳しくお伝えします。
わが子が手足口病にかかってしまった、まだ手足口病を経験したことがないお子様をお持ちのパパママは、是非参考にしてみてくださいね。
手足口病とは
手足口病に関する基本的知識を、わが家の三兄弟の場合に照らし合わせながら紹介します。
詳しく知りたい方は、こちらの【NIID国立感染症研究所のホームページ】などを医学専門のサイトをご覧ください。
手足口病の原因とかかる時期・年齢
手足口病の原因は、コクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスが原因とされており、4歳位までの子供を中心に夏に流行が見られる病気です。
それ以上の年齢になると、大半がすでに経験している感染症のため、2歳以下にかかる場合が多いようです。
本来は保育園や幼稚園などで、夏に流行り、免疫を獲得するようなのですが、コロナ禍で密になる機械が減り、季節がずれこんだのでは?と考えられているようです。
手足口病の感染
主に幼児がかかる手足口病ですが、原因となるウイルスが複数あるので、何度も感染することもありますし、もちろん大人にもうつりますよ。
感染経路は、唾などによる飛沫感染、感染者のうんちや水疱に含まれるウイルスなどから感染があります。
わが家の場合は、長男が通っている保育園で感染してきた後、双子にほぼ同時にうつったようでした。
手足口病の症状
通常、3~5日の潜伏期間を経て、名前の通り手・足・口に水疱性発疹が現れ、3~7日程度で治まっていきます。
発熱は全体の1/3程度で、38℃以上の高熱になることはあまりないようです。
また、稀にウイルスの種類によっては、脳炎などの合併症を引き起こすことがあるらしいので、注意が必要ですね。
手足口病の治療と対応
現在、手足口病の特効薬などはないため、基本的には水分補給に注意しながら経過観察が主流のようです。
実際、わが家の三兄弟も病院受診をしたものの、手足口病の確定診断をしてもらっただけで、特に治療はありませんでした。
しかしながら、栄養補給や水分摂取がほぼできない状態だと入院も必要になる場合があると、かかりつけの小児科医から説明を受けました。
また、元気がない、頭痛、嘔吐、高熱などの症状がある場合、髄膜炎や脳炎などへの懸念もあるようなので、異常を感じたらすぐに医療機関を受診しましょう!
手足口病を発症した三兄弟の様子(症状と経過)
ここからは三兄弟の症状と落ち着くまでの経過を時系列順で紹介します。
1日目 16:00 発熱に気づく
お昼寝から長男を起こすと何だか熱く、検温すると38.3℃。
救急外来は受け付けてくれるが、かかりつけの小児科医が元旦出勤しているとのことで、翌朝まで様子を見ることにしました。
1日目 18:00 座薬
うどんなどの夕食をほぼ食べず、食欲もない様子。
いちご、りんごゼリー、お水を間隔を空けながら、少量ずつ食べさせ、38.5℃以上になったので座薬を入れて横にさせました。
1日目 18:50 嘔吐
嘔吐で、さきほど食べたものがほぼ全て出てきてしまう。
胃腸炎などを疑って、嘔吐物は使い捨て手袋、ポリ袋、トイレットペーパーなどで処理し、着ていたお洋服は漂白剤でつけ置き。
今後も嘔吐の可能性があるので、普段使っているベッドではなく、赤ちゃん布団に防水シーツをかけて寝かせました。
ここからしばらく、半泣きでお腹が痛いと訴える長男。
これはお腹ではなくて、吐き気で気持ちが悪いんだなと私は思いました。
子供はまだ体の部位をはっきり認識していないので、胃のあたりもお腹と言ったり、全然別の部分が痛いと言ったりするので、指差しをしたりして教えてもらうと良いです。
1日目 19:50 嘔吐2回目
お昼ご飯に食べたものも混ざっているようで、今回も結構な量を吐き戻し。
ただ、「お腹は今も痛い?」と聞くと、「大丈夫」と言っていました。
2回吐いて、嘔吐のピークを越えたのか、少し気分は良くなってきたみたいです。
髪の毛も嘔吐物で汚れたので、浴室を休息暖房にして急いで夫がシャワーを浴びさせ、その間、私は嘔吐物の処理と新しい寝具の準備、短時間の漂白後に前回の洗濯ものと一緒に洗濯乾燥機にかけました。
2日目 0:00 嘔吐3回目・座薬2回目
夜中に3回目の嘔吐でしたが、量は1,2回目より少なめ。
お熱が39℃まで上がっていたので、2回目の座薬を入れました。
洗濯乾燥が終わっっていたので汚れた寝具・パジャマを交換して再び入眠。
2日目 7:00 解熱
朝になり、お熱は37.1℃まで解熱。
ぶり返しがあるかもしれないので安心できないけれど、本日の病院受診は16:00まで小児科医がいるので、それまで様子見することにしました。
長男は朝からすこぶる元気で、結局、終日37℃台前半で完全に解熱したようでした。
下痢もなかったので、いつもの高熱からくる嘔吐かなと思い、ようやく平穏なお正月を迎えられると大人たちは一息。
4日目 15:00 双子弟が発熱
お昼寝後に身体が熱く、検温すると38.7℃。
ミルクの飲みも少し悪くなっていました。
4日目 16:30 双子弟に座薬
お風呂にささっと入れて、熱の高い双子弟に座薬を入れ、様子を見ることにしました。
この時はまだ二人ともそれなりに元気で遊んだり、横になってゴロゴロしたりしていました。
4日目 18:00 夕食
食欲はあるのか、ご飯は完食してくれたので、とりあえず安心しました。
長男のように、明日には解熱することを祈って…
4日目 19:30 双子兄発熱
寝る直前になり、双子の検温をすると、双子兄も37.7℃と発熱。
この子は以前「熱性けいれん」を起こしているので、発熱には注意がより必要で、一気に安心できなくなりました。
5日目 0:30 座薬2回目
夜中の検温で双子兄38.0℃、双子弟39.1℃。
双子弟の熱が高いので、2回目の座薬を入れて再び入眠。
熱が高いので経口飲料ゼリーで水分補給もしました。
5日目 2:30~4:30 グズグズ
双子がグズグズで、なかなか寝ない。
一人で二人のグズグズに対応するのは結構大変でしたが、何とか4:30ごろに二人とも寝てくれました。
5日目 6:30 検温
双子が起きたので、検温すると兄37.5℃、弟37.3℃と解熱していました。
5日目 7:10 発疹発見
長男を起こして間もなく、足の裏に赤い発疹が出ているのに気づきました。
確認すると手のひらにも同じような発疹があり、これは「手足口病だ」と思いました。
というのも、実は長男発熱の約一週間前に、長男の通う保育園から手足口病の感染者が出たという情報があったからです。
そして、双子を確認すると二人ともお尻などに発疹が出ており、長男とは場所が少し異なっていました。
5日目 9:00 病院受診
朝一で、長男と双子兄を連れて病院を受診、双子弟はおうちで待機。
予想通り、二人とも手足口病の診断をもらいました。
長男はもう回復期にあったので元気いっぱいでしたが、双子兄はいまだグズグズで、診察してもらうとお口の中が結構赤かったみたいです。
食欲がなく、水分も取れないようだと入院になるので、様子がおかしければまた受診してくださいとのことで帰宅しました。
発疹確認後の経過
長男は早期に全回復で、翌日には元気もいっぱい、ご飯ももりもり食べていました。
ただし、双子は口内の発疹がひどかったようで、食べ物はしばらくゼリー状のものを好んで食べ、酸味のあるもの、固形のものはしばらく痛くて食べられませんでした。
そして、一番ひどかったのはぐずりで、二人とも発熱後4日間は看病してる側のメンタルがやられるんじゃないかと思うほどでした。
その後は徐々にぐずりや食欲も回復し、一週間ほど手足口病によるぐずりはなくなりました。
また、口以外の発疹もさほどひどくなく、体で主に出ていたのはお尻ですが、こちらは3,4日で消失。
わが家の双子の発疹は通常のおむつかぶれと比べて大きめサイズだったので、おむつかぶれだと思い皮膚科を受診したり、薬を塗っても翌日に改善が見られない場合は、ぜひ小児科を受診してみてください。
長男の発疹は、発疹が出てから3週間たちますが、まだ完全にはなくならず、皮がむけて皮膚がぽろぽろしています。
まとめ
- 手足口病は4歳くらいまでにかかりやすい病気の一つ
- 水分補給を中心に食べれるものを食べてもらう
- 機嫌が悪くグズりが続くことがある
- 異常を感じたらすぐに病院を受診する
- 手足口病は小児科で診てもらうのが一番
いかがだったでしょうか。
今回は、夏に流行する病気の一つ「手足口病」について、わが家の三兄弟の発症例とともに紹介しました。
こちらも突発性発疹と同様、保育園や幼稚園でうつったりしやすい病気なので、是非参考にしてみてください。
グズりのひどさには個人差もあると思いますが、1週間ほどで落ち着くことが多いので、期間限定でパパママも頑張ってくださいね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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