突然ですが、あなたは『桶谷式』というワードを聞いたことがありますか?
私は、産後しばらくして、出産したクリニックの助産師さんにお聞きするまで全く知りませんでした。
今回の記事では、母乳育児に関するかけこみ寺のような【桶谷式母乳育児相談室】と私がこの相談室に5回通った体験談を紹介します。
桶谷式が気になっている方、母乳育児について相談できる場所を探している、プロの方(助産師)に相談したいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
桶谷式母乳育児相談室とは
桶谷式母乳育児とは助産婦・桶谷そとみ(1913-2004)が考案した乳房マッサージと母乳育児方法で正式には「桶谷式乳房管理法」と言います。(引用元:桶谷式とは - 公益社団法人桶谷式母乳育児推進協会 (oketani.or.jp))
この桶谷式乳房管理法を用いている桶谷式母乳相談室は、全国に約330施設あり、母乳育児に関するお悩みや不安・トラブルに対応してくれます。
桶谷式母乳相談室は誰でも開業できるものではなく、助産師の国家資格を持っている方が1年間の研修を受け、桶谷式母乳育児推進協会の認定を受けていらっしゃいます。
桶谷式母乳育児相談室に行く理由
- 代表的なお悩みとトラブル
- 私が桶谷式母乳育児相談室へ通っていた理由
1.代表的なお悩みとトラブル
- 母乳量の不足
- 乳房のしこり・つまり
- 乳腺炎
- 赤ちゃんが上手に飲めない
- 断乳・卒乳関係
- 白斑
など
「あ~、私もだわ~」という声があちこちから聞こえてきそうですね。
平成25年桶谷式乳房管理法研鑚会業務実態調査では、初めて相談室を訪れたときの赤ちゃんの月齢は3か月未満が全体の64%で、やはり育児初期にお悩みの場合が多いこともわかります。
2.私が桶谷式母乳育児相談室に通っていた理由
- 母乳量を増やしたい
- 白斑・詰まりなどの母乳トラブル
私が桶谷式母乳育児相談室(以下、相談室)を訪れたきっかけは、長男を出産したクリニックの助産師さんからの紹介でした。
クリニックの助産師さんには産後に乳腺炎になりそうなとき・なってしまったときにマッサージをしてもらっていたのですが、なかなか体重が増えない長男のことも相談していました。
育児初心者でそこまで母乳の出が良い方ではなかった私は、「母乳って足りてるのかな?できればもっと母乳量を増やして、混合から完全母乳にしたいなあ」という悩みがありました。
相談室では、白斑や詰まりといった母乳トラブル対応に加えて、母乳育児に関する総合的な相談ができるので定期的に通っていたというわけです。
桶谷式母乳育児相談室の体験レポート(Q&A)
ここからは、私の通っていた相談室についてQ&A方式で詳しくレポートしていきます。
だいたいどちらの相談室も内容は同じだと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.どんな施設?
- 平屋の一軒家で駐車場あり
- 赤ちゃんやママのリラックススペース
- マッサージ専用のお部屋
私が通っていた相談室は平屋のきれいで可愛い一軒家でしたが、マンションの一室などの場合もあるようです。
広々として清潔で明るい雰囲気の場所だったので、安心して赤ちゃんを連れてくることができました。
内部は、授乳スペース、マッサージをしてくれるお部屋などのほかに、赤ちゃんが遊べたりねんねができるスペースやママの休憩スペース(セルフサービスのお茶あり)もありましたね。
2.どんな内容?
- 赤ちゃんの体重計測
- マッサージ(メインサービス)
- 育児相談
- 授乳のアドバイス
一番気になるであろうサービス内容ですが、メインは乳房マッサージです。マッサージ中は赤ちゃんとベッドに横になるので安心ですよ。
詰まりやしこりがある場合は取り除いてくれたり、定期的に通っている場合は、母乳が良い状態になるようメンテナンスをしてくださいます。
マッサージ中は母乳育児はもちろん、赤ちゃんとの生活で困ったことを相談したりすることも出来ます。話をきいてもらったり、アドバイスをもらったり気軽に話せるプロがいるといいですよね。
マッサージ前に赤ちゃんの体重計測をし、マッサージ後に授乳をして母乳の飲み具合も見てくれたり、授乳の仕方のアドバイスをくれたりもします。
Memo:
母子手帳にも赤ちゃんの体重や母乳量の記載をしてくれるので、忘れずにもっていきましょう!
3.マッサージは痛い?
- ほぐしマッサージは痛みなし
- 乳腺炎などの場合は痛いこともある
マッサージは胸全体を温めたりしながら、ゆっくりとほぐしていくので痛みはなく、リラックスできました。
ただ、乳腺炎の場合や白斑・しこりを取り除く場合は患部が痛かったり、胸の先端が切れていたりするとどうしても痛みは伴います。
4.どんな助産師さん?
- やわらかい雰囲気
- スパルタではない
- アドバイスをきちんとしてくれる
こちらは助産師さんによってかなり差があるようです。
桶谷式では基本的に食事内容も大切にしているようなので食事制限のアドバイスはある程度あると思いますが、助産師さんの方針などによっては食事制限のアドバイスが厳しかったりすることもありそうです。
私は和食中心で白米はどれだけ食べても良く、その代わり白米以外の糖分・脂肪分は抑えてね。ただし、たまにはいいわよ。といった具合でした。
5.費用は?
- 初回:5,000円(税込み)
- 2回目以降:3,500円(税込み)
こちらは相談室によって若干違うようです。また、増税などによって価格が変動することもあります。
通っていた相談室も2019年に上記価格より値上げがありました。納得のいく価格であれば、贅沢なことではなく必要経費ですね。
6.予約の方法は?
- メール
- 電話
- ネット
相談室によって異なりそうですが、私の通っていた相談室は、初回は電話で2回目以降はネット予約ができました。
予約確認・予約変更・キャンセルなどがネットでできる相談室はやりとりがスムーズで便利でしたね。
Memo:
基本的には事前予約が必要ですが、急な乳房トラブルなどの場合は、ほかの予約の空きなどに応じて対応してくれる場合もありますよ。
7.ママ友はできる?
- できるかも
0歳児の赤ちゃんがいるママがほとんどで、悩みも似ていたり、仲良くなることもあると思います。
私はできませんでしたが、前後の予約で来ているママとお話をしたりして育児グッズなどを教えてもらえたり有益な情報が得られました!
8.相談室は変更できる?
- 可能
長男の時は里帰り出産だったのですが、紹介状を書いてもらい転院することもできます。
転院する場合は、2回目以降の料金になると伺っていますので、よっぽどの理由があり、紹介状を書いてもらうのがはばかられる場合以外は紹介状をお願いしてみるのが良いですね。
9.必要なものはある?
相談室では、ママのおっぱいに近いとされているこちらのピジョンの母乳瓶を推奨しています。
相談室でも購入できますが、ネットの方が少しお安めですので、よろしければどうぞ。
桶谷式母乳育児相談室へ行ってよかったこと
- いざという時に行ける場所がある
- 気軽にお悩み相談ができる
- 母乳育児に自信が持てた
里帰りの約2か月の間で5回通ったのですが、総合的に満足のいくものでした。
まず、乳房トラブルは自分だけでは解決できないことも多いので、そんな時に対応してくれる場所があるというのは心強いです。
そして、マッサージを受けながら助産師さんと気軽にお話ができて、母乳育児以外にも赤ちゃんのことについて相談したりと、助産師さんとのお話を通じて、「これでいいんだ」と母乳育児や育児全般に自信が持てたことは目には見えないけれど大きな成果だったと思います。
まとめ
- 桶谷式母乳育児相談室は母乳育児のトラブル全般の相談窓口
- 桶谷式の研修を受けた助産師さんが対応してくれる
- 私は行って良かった(自信UP・トラブル対応など)
いかがだったでしょうか。
今回は、桶谷式や桶谷式母乳育児相談室について紹介しました。
母乳育児でお悩みのある方、桶谷式についてご興味のある方は、下記のサイトをご覧になってみてくださいね。
こちらから桶谷式母乳相談室の施設が検索・詳細情報などが閲覧できます☟
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