- 帝王切開の痛みについて知りたい!
- 帝王切開の手術ってどんな感じなの?
- 術後の過ごし方は?
帝王切開手術のこんなお悩み疑問にお答えします。
私は経膣分娩を経験していましたが、帝王切開が決まった場合、初めての手術を控えてとっても不安な日々を過ごしました。
そして「どんな痛みなの?」「どのくらい痛いの?」「いつまで痛いの?」「手術はどのようなものなの?」「手術後はどのように過ごすの?」など、とにかく傷の痛みや手術の流れについて調べまくっていたんですよね。
というわけで、今回は、二度目、双子の妊娠出産で帝王切開を経験した私が、「術後の痛みや入院生活で痛みを軽減するコツ、入院生活」について自分の体験談をまとめました。
手術は怖いし痛いし大変なのですが、帝王切開後の生活をイメージトレーニングしたり、できる限りの準備をして当日を迎えることができたのは大きかったです。
一例ではありますが、私の体験談も参考にしていただけると嬉しいです。
双子を帝王切開出産した時の記事【体験談】予定帝王切開で双子出産!出産前日~出産の様子をレポートも是非ご覧ください。
私の出産事情
- 双子妊娠の予定帝王切開
帝王切開になる理由は、人によりさまざま。
私の場合は、双子妊娠がわかった初期の時点で帝王切開が確定しました。
私は結果的に予定帝王切開で無事出産しましたが、切迫早産で入院していたので、場合によっては緊急帝王切開になると主治医から伝えられていました。
例え妊娠中の経過が良好であっても、出産時にトラブルが発生し、帝王切開に移行する可能性もあるので、妊婦さんは誰もが帝王切開のリスクを持ち合わせています。
手術前日から出産までの様子
ほとんどの場合、手術前日に入院することになると思いますが、私の場合は切迫早産ですでに入院していました。
前日から帝王切開による出産の様子はこちらの記事をご参照ください。
【体験談】予定帝王切開で双子出産!出産前日~出産の様子をレポート
手術後の痛み
ここからは手術当日から退院までの痛みや入院生活について詳しく解説していきます。
看護師さんに尋ねたところ、痛みにはかなりの個人差があるようです。
私の場合は、痛みに強いかどうかはわかりませんが、我慢強い性格。
とは言え、お腹を切っているので、我慢強いだけではどうにもならず、それはそれは痛かったですね。
手術当日
- 夜間にとんでもない痛みが襲う
手術後にお部屋に戻った直後は痛みは全くなく、いつ麻酔が切れるのかとドキドキしていました。
麻酔はおおよそ6時間は効いているそうですが、私の場合は9:00開始の手術で、18:00の夕食時でも麻酔の効果が継続しており、体を起こして食事ができる状態。
自分は痛みが少ないタイプなのかと思っていたら、夜から明け方にかけて、ものすごい【後陣痛】の痛みで眠るどころではありませんでした。
どうやら2回目の妊娠+双子妊娠で大きくなったお腹が急激に収縮し、かなりの痛みが出ているとのこと。
ここから、ようやく薬を飲むことにして、6時間置きに2種類の痛み止め薬を交互、実質3時間おきに痛み止めを内服しました。
2つの薬を組み合わせることで、薬①の効果が切れる前に薬❷を飲み、なるべく痛み止めが効いている時間をキープすることができました。
夜間は、翌朝から歩行が始まるので、ベッドの柵を掴みながら寝返りを打ち、なるべく身体を動かしていました。
手術後1日目
- 最初の一歩が恐怖
- 双子と1日ぶりの面会
朝食を食べようと身体を起こしましたが、昨日の夕食時と異なり激痛。
ご飯を食べる気力もなく、牛乳を掴み、パンを手に持ち、横になって食べるという情けなさです。
そして、本日のメインイベントで午前中からトイレへの歩行訓練が開始されます。
とその前に、内服薬より効きが良いとされる痛み止め効果の高い座薬を入れてトイトレに挑みました。
起き上がるポイント
寝ている状態でなるべくベッドの端ギリギリに移動します。リクライニングで体を起こし、なるべくお腹に力を入れず、腕の力を使って背中をまっすぐにします。足を片方ずつゆっくりとベッドから投げ出し、床に足がつくまで高さを調節します。
まずは、身体を起こしてベッドのわきに立ち、点滴スタンドを持ちながら歩行するのですが、全ての動作が痛すぎました。
そして、何とかベッドのわきに立つのですが、痛すぎて最初の一歩がなかなか出ません。
歩行のポイント
じりじりと足を滑らせるように移動することです。通常のように足を地面から浮かすことは難しいです。
そして、トイレへの移動に成功したら、尿管カテーテルが抜かれてしまいとても不安になりましたが、午後からは何とか一人で行けるようになりました。
午後は車いすに乗り、夫とGUCへ双子の面会へ行きました。
手術後2日目
- 後陣痛がかなり軽減されてくる
- 初乳を絞る
- シャワーを浴びる
動いても動かなくても痛い後陣痛らしき痛みは、徐々に軽減されてきました。
初乳を絞り、ここから3時間おきに搾乳し、母乳をGCUの赤ちゃんたちに届けます。
この日からシャワーが許可され、2日ぶりに髪の毛や身体を洗いすっきり。
コツを掴み、痛みや歩行にも慣れ始め、「痛いけど動ける!」と思える状態まで回復しました。
手術後3日目
- 傷の片側に引きつれるような痛みを感じる
- 足がむくみ始める
通常の痛みに加えて、切開した片側だけに引きつれるような強い痛みを感じるようになりました。
表面上は異常が見られないため、退院まで血腫などができていないか経過観察することになりましたが、不安でしたね。
午前午後に1回ずつGCUへ母乳を届けたり、赤ちゃんのお世話をしたりしに行きました。
この日から足のむくみがみるみる酷くなってくるのでした。
手術後4日目
- 脇が腫れる
- 始めて授乳する
私は脇に副乳があり、この日から両脇が腫れ始めましたが、長男のときにも経験済だったたので、アイスノンを脇に挟んでしのぎました。
痛みのピークを越えてきたので、GCUへの訪問回数を3回に増やし、初めて赤ちゃんの直母授乳もしました。
手術後5日目
- 傷の保護テープを取る
- 足のむくみが本格化
- 母乳の出が良くなり始める
医師により傷を保護していた透明テープを取ってもらいましたが、何だか痛む気がしました。
足のむくみが本格化し、クリームパンのような形になっていました。退院時の靴はサンダルがおすすめです。
母乳の出が良くなり、胸が張るようになってきたので、母乳育児をされたい場合はせっせと赤ちゃんに飲ませるのが良いですね。
手術後6日目
- 退院許可が出る
- 双子と初めての母子同室
私の退院許可は出ましたが、同時に双子ちゃんはGCUにしばらく入院することが決定。
傷の痛みはあるものの、退院前に双子ちゃんと初めての母子同室をしてイメージを掴むことになりました。
3時間ごとの授乳や寝かしつけを2人分やるのは難しかったので、看護師さんにサポートしてもらい何とか終了しました。
手術後7日目
- 退院
- 身の回りのことはできる程度に回復
いよいよ退院です。
傷はもちろんまだ痛いですし、以前のようなスピードでは歩けませんが、身の回りのことは自分でできるくらいには回復しました。
帰宅後
- 痛み止めの服用は継続
私には2歳前の長男がいたため、帰宅後もゆっくりは過ごせませんでした。
長男が抱っこをせがんできたり、お腹に登ってきたりするので、傷をかばいながら何とか対応していましたが、基本的には無理をしないようにと医師からアドバイスがありました。
退院後も痛み止め2種類の服用は継続しており、様子を見ながら時間の間隔をあけていきました。
1か月健診時にも念のために痛み止めを出していただき、私は最終的に術後1か月半が経過したころに薬の服用を止めています。
傷跡について
- 大きなトラブルや痛みはない
- ピンク色の線が残る
- 保護テープがおすすめ
現在、術後8ヵ月が経過していますが、退院後もトラブルなく過ごせています。
今では以前のような痛みはすっかりなくなりましたが、息子がよじ登ってきたり傷跡の上に強く力をかけたりすると多少の痛みを感じます。
また、傷跡はきれいに塞がってはいますが、消えることはなく、ピンク色の線が残っています。この先も消えそうにはないですね。
ただ、ショーツで隠れる部分なので温泉などに行かない限りは見えることはありませんし、私は気になりません。
傷跡には主治医からすすめられた保護テープを半年張り続けたので、同じものを下記に紹介しておきますね。
まとめ
- 帝王切開は術後の痛みが強烈
- 我慢せずに痛み止めを使う
- 退院時にはほとんどの人が動けるようになっている
- 術後は無理をしない
- 傷跡には保護テープを貼る
いかがだったでしょうか。
私は経膣分娩も経験していますが、帝王切開は決して楽なお産などではありません。
陣痛や出産時の痛みはありませんが、術後の回復に時間がかかり、少し動くだけでとんでもない痛みでめちゃくちゃ大変でした!
通常は帰宅後に赤ちゃんのお世話も始まりますが、無理はほどほどに家族の力を借りてくださいね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
関連記事
帝王切開出産のレポートです。
【体験談】予定帝王切開で双子出産!出産前日~出産の様子をレポート
続きを見る