自分の子どもの将来のために「外国語を習得させたい!」とお考えのパパママは多いのではないでしょうか。
わが家では、英語ではありませんが、現在2歳の長男が0歳のころからフランス語のおうちバイリンガル教育をしています。
フランス語と英語という言語の違いはありますが、日本語を母国語とするバイリンガル教育という点では同じ。
というわけで、今回は、わが家で取り組んでいるいるおうちバイリンガル教育に関することや2歳時点の長男の習得度を紹介します。
「どんなことをしているのか、どのくらい話せるのか」、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
3歳になって英語もスタートした長男のお話もどうぞ!
【おうち英語】3歳児が自律的に学習スタート!英語に興味を持たせる方法とは?
続きを見る
わが家のおうちバイリンガル教育の方針
- レッスンなしのおうち教育
- 環境設定を重要視
わが家のバイリンガル教育はおうちのみで完結するおうちバイリンガル教育。
レッスンやインターナショナルスクールへの通学はしていませんし、当面は予定もありません。
ここで重要視したのは、0~6歳までの語学習得ゴールデンエイジ時期の環境設定をいかにするかです。
私は当初、週に1,2回のキッズ英会話などに通わせることも考えましたが、夫とも相談してやめました。
理由は、本気で語学を身につけようとするならば、おゆうぎのようなことをお外で単発的に短時間していても難しいと考えたからです。
わが家では、日本語を学ぶのと同じように日常からフランス語を学べるような自然な流れを作ることで、子どもも親もストレスなく語学を習得できるように工夫しています。
わが家の語学習得環境設定
- パパは原則フランス語
- テレビを置かない
- 動画鑑賞はフランス語のみ
- 自分も少しは勉強する
ここでは、子どもたちへ外国語を自然に取り込む環境設定として、わが家でやっている工夫を紹介します。
❶はパパかママが母国語以外の外国語に堪能でなければ難しいですが、それ以外はどんな家庭でも取り組める内容です。
1.パパは原則フランス語
わが家のマルチリンガル(日本語、フランス語、英語)はパパです。
理想を言うのであれば、子どもと接する機会の多い私(一般的にはママになる場合が多い)が外国語を話せるのがよいのですが、私は日本語以外話せないので、わが家ではパパがバイリンガル教育の主導者です。
なので、パパが子どもたちに話しかける言語は、原則フランス語。
長男は、「パパはママと違った言葉をしゃべっているぞ?パパとお話するにはパパの言葉を理解しないとね」という目でパパを見ている印象です。
2.テレビは置かない
長男が1歳半ころに思い切ってテレビを処分しました。
処分をしたもともとの理由は、バイリンガル教育のためといったわけではありません。
理由は、テレビがあると私がついついつけっぱなしにしてしまい、長男がテレビに近づきすぎていたり、つけている間じゅうテレビを見てしまったりしていたから。
まだ視力や行動の制御が不安定な時期に長時間の動画を見てしまうことは、目にも脳にも良くないと考え、テレビを処分することにしました。
テレビを処分した副次的な効果として、結果的に日本語を無意味に浴びる時間を減らすことができたというわけです。
3.動画鑑賞はフランス語のみ
テレビを棄てたことで、2歳くらいまでの動画鑑賞は、親が時間と内容を完全にコントロールできるようになりました。
1日朝と夜の15分程度、フランス語の番組を見せていますが、ほかのことに集中している場合は見せていません。
子どもにとって楽しい動画もフランス語でしか見ることができないので、自然と動画から言葉を覚えています。
2歳児に合った内容を見せることで、自然と楽しくフランス語を学び、発達段階に合わせた内容で3歳4歳5歳とステップアップしていけば、子どもはある程度勝手にフランス語を習得していくのではないかと考えています。
10歳になったときに動画で外国語を学ばせようと思い、易しい2~3歳児向けの番組を見させることは退屈かもしれませんが、年齢に合った番組であればただただ面白く、これは早期教育の大きなメリットと言えます。
4.自分も少しは勉強する
長男はフランス語でしゃべっていることもあります。
なので、私はフランス語を話すことはできないけれど、簡単な単語は少し覚えるようにしています。
中学生以降の英語教育は義務教育となって久しいので、現在の小さなお子様を持つ親世代であれば義務教育である程度学んでいるでしょう。
よくある、「英語がしゃべれないママでも子どもがペラペラ」みたいな状態のママは英語がしゃべれないは、英語知識がゼロというわけではありません。
わが家はフランス語なので、日本の義務教育ですら触れることもありませんし、私はフランス語を学んだことがありませんので当然勉強は必要です。
子どもが自ら喜んでやっているのではなく、親の希望で子どもに何かをやらせるのであれば、自分も少しは努力した方がよいなと個人的には考えています。
Memo:
私の親も、勉強を含めて自分にできないことを子どもの意思と無関係に強要することはありませんでした。
私も、子どもにやって欲しいことがあれば、下手でもよいので最低でも自分の努力をする姿勢は見せたいと考えており、これは私の教育方針の大元になっています。
おうちバイリンガル教育の内容
- フォニックス
- 童謡などのかけ流し
- 絵本の読み聞かせ
- 動画鑑賞
- 日常会話
ここからは、わが家で実践しているおうちバイリンガル教育の内容を詳しく紹介していきます。
長男は0歳~2歳前まで日本語もほとんど出ず、1歳半健診の発語でひっかかってしまったこともある状態だったので、2歳前まではかなりゆるめですが継続的に取り組んできました。
スキルレベル0の私が担当している部分もあるので、参考にしてみてくださいね!
1.フォニックス
英語を学んだことがある方なら、フォニックスの重要性はおわかりだと思います。
フランス語は日本語はもちろん、英語と比較しても子音が多いので、パパが力を入れて教えています。
こちらは日本語の発語が上達してきた2歳半ごろになってから始めています。
2.童謡などのかけ流し
朝の時間や気が向いたときに、夫の選曲した子ども向けの童謡とジャズのかけ流しをしています。
自然と耳に入ってくるので、小さな子どもにはよいそうですが、わが家では流している歌を口ずさんだりということはまだしていませんので効果はよくわかりません。
Memo:
夫は休日にリビングなどで音声メディアをよく聞いていますが、ほぼフランス語、たまに英語で聞いています。
聞いている番組はワールドニュース番組なので、子どもたちもチンプンカンプンだとは思いますが、日常に日本語以外がある環境は悪くないと思います。
3.絵本の読み聞かせ
夫が朝と夜寝る前に毎回2冊以上の絵本や図鑑の読み聞かせをしています。
赤ちゃんは夫の読む本を眺めたり、手で触ったりしていますが、長男は自分で読んで欲しいものを持ってきます。
英語であれば、小さな子ども向けの絵本であれば難しくはないと思うので、どのご家庭でも可能ですね。
もちろん理想はネイティブ並みの発音ですが、正しい発音をすることよりも、一緒に読んであげることの方が私は重要のように思います。
4.動画鑑賞
動画は音や動きで子どもたちを惹きつけやすいので、強力なツールになるでしょう。
わが家の動画の使い方は環境設定にも書いてありますが、時間を決めて、フランス語だけで見させています。
幼児向けの動画は数や色、生活に関するものなどの基本的なものを、ゆっくりとした発音で楽しく学べるのでおすすめです。
子どもの興味関心の深いものが出てくる、内容がわかりやすく、教育的な要素をもった動画を選ぶと良いですね。
長男が動画に出てくる単語を話すと、パパが繰り返したり、正しい発音をゆっくり言ってあげたりして、動画の学習効果を高めています。
5.日常会話
日本語と同様に、子どもは日常会話から言語を習得していくので、わが家でもパパが子どもたちにフランス語で話しかけています。
長男が興味を持っている乗り物や食べ物、身の回りのものなどの名詞から、食べる、飲む、などの動作まで簡単なものから教えています。
2歳児のフランス語習得度
- 2~3語程度の単語が出てくる
- 名詞・動詞・形容詞・冠詞が言える
- パパの言っている内容がだいたいわかる
- 日本語とフランス語で言い換えができる
長男は、現在2歳半です。
0歳からゆるく始めてきたおうちバイリンガル教育で、一体どの程度の習得度なのでしょうか。気になりますよね!
それでは、現在の長男のフランス語スキルについて詳しく解説していきます。
1.2~3語程度の単語が出てくる
2歳半までは単語を一つ言うことが多かったのですが、2歳半以降は2~3語の単語で構成された文章のような言葉を言い始めました。
もちろん文法的には誤っているものもありますが、例えば、「くるま、あお、大きい」などで、何を言っているかは十分通じます。
日本語でも2歳であればこのようなレベルか、もう少し上手な程度ではないでしょうか。
2.名詞・動詞・形容詞・冠詞が言える
品詞で言うと、名詞・動詞・形容詞・冠詞が言えます。
具体的には、名詞だと色、食べ物、服、乗り物や動物の名前などで、話せる単語数では圧倒的に名詞の数が多いです。
数詞、動詞、形容詞、冠詞も少ないですが、言うことができます。
冠詞は日本語にはない品詞ですが、どうやら名詞とセットで覚えているようです。
数だけ言うとおおよそ200語程度は言えていますので、レベル的には日本語と大きくかけ離れている感じはありません。
3.パパの言っていることがだいたいわかる
夫が2歳児に話しかける程度の内容でフランス語を話しているのですが、しっかりと「Oui」,「Non」の意思表示をしています。
「この服が着たい?」「お肉は食べる?」「この本を読む?」など簡単なクローズドクエスチョンであれば完ぺきです。
オープンクエスチョンには、うまく話せなくても、単語で返してきたりと言っている意味はかなり理解できていることがわかります。
4.日本語とフランス語で言い換えができる
現在は日本語のバリエーションが多いですが、同じ名称のものを日本語とフランス語で区別できているので、言い換えをすることができます。
同じものの名前にいくつか呼び方があることをしっかり理解できているようです。
また、パパに「En français ?」(フランス語では?)としょっちゅう質問しています。
まとめ
- バイリンガル教育には環境設定が重要
- 教育の方針・内容などを夫婦で決めておく
- 自然なかたちで継続して行う
- 親も子どもと一緒に努力して取り組む
- わが家の2歳児の習得度合いは200語程度
いかがだったでしょうか。
わが家ではまだ始まったばかりのおうちバイリンガル教育ですが、バイリンガル教育は決して楽な道ではないらしいので、子どもたちが興味を持ち、継続して行えるように私たち夫婦も努力していこうと思います。
最終的には、語学が読み書き話せるだけでは圧倒的なアドバンテージにはならないので、語学力という一つのスキルと使って、しっかりと自分で物事を考え、言語化できる力も身につけさせていきたいですね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
おすすめの関連記事
- 3歳になった長男、英語もスタートしました!
【3歳】自らおうち英語学習をスタート!興味を持たせる方法とは? - テレビなし育児。かなり良い感じです。
ワンオペでもテレビなし育児|テレビのない生活のわが家の子供たち